ハードディスクの音について


一般的にハードディスクの動作音につきましては、その回転数やドライブの機能によって異なります。また音の大きさも、例えば5400rpm製品に対しては、7200rpm製品の方が大きく、デスクグレード製品に対してはエンタープライズクラス製品の方が大きい傾向があります。

音の大きさや異音によって、ハードディスクの故障が疑われる場合は、以下ご参考ください。


■ 定期的なクリック音が聞こえる場合
一部のハードウェアモニタリングツールは定期的にドライブのS.M.A.R.T.情報を参照(Polling)します。このようなツールが常駐している場合、参照都度ドライブが立ち上がり、定期的なクリック音を発生するケースがあることを確認しています。診断ソフトの影響については、ソフトの停止、または診断ソフトがインストールされていない他のパソコンにハードディスクを接続することで行えます。


■ 音が大きい、異音がする場合
インターネットより、一般的な7200回転ハードディスクの動作音の例をリストいたしました。
(いずれもハードディスクの動作音としては正常と判断されるものです)

 

・Seagate製 7200回転製品動作音
https://www.youtube.com/watch?v=qQpUUpTbYvU

 

・東芝製 7200回転製品のスピンアップ音
https://www.youtube.com/watch?v=oWlbC5-_isg

   

・HGST製 7200回転製品の読み書き音
https://www.youtube.com/watch?v=jEr3neYn4-o

   

・東芝製 7200回転製品のランダムアクセス音
https://www.youtube.com/watch?v=ay6TdB7jkTI

       

音量につきまして一般的に7200rpmの製品につきましては5400~5940rpm製品と比較して約1.5~2倍の音量と言われております。  (寝息とささやき程度の差となります)

一般的な5400回転ハードディスクの音量20~30dB
一般的な7200回転ハードディスクの音量30~35dB
(5dBの差で1.5倍、10dBの差で2倍)


■ データベースの影響による音について
データベースやそれを利用したアプリケーションほか、NAS製品は、ファイル情報を元にしたカタログ化(インデックス)処理を行います。このような処理が行われる場合、ハードディスクへの書き込み量が増加し、大きな音が継続的に発生する場合があります。