S.M.A.R.T.情報について


ハードディスクの健康状態を把握するための診断ソフトの多くは、ドライブのS.M.A.R.T.(Self Monitoring Analysis and Reporting Technology)情報を参照いたします。

S.M.A.R.T.には多くの属性があり、それらは単にドライブの使用状況を示すものから異常を示すまで様々です。また、異なるメーカー間で共通する仕様を持つ属性もある一方で、そうではない(ユニーク)属性があり、ドライブを正しく診断するためには、ドライブメーカーが提供診断ツールを使用することが推奨されています。


現在弊社では、S.M.A.R.T.情報からドライブの状態を確認する場合、各ドライブメーカーの診断実績より、下記の5つを重要な属性としております。(閾値を超えた場合、ドライブの異常が疑われ、交換を推奨させていただいているもの)


  • ・05(0x05) Reallocated Sectors Count
  • ・187(0xBB) Reported Uncorrectable Errors
  • ・188(0xBC) Command Timeout
  • ・197(0xC5) Current Pending Sector Count
  • ・198(0xC6) Uncorrectable Sector Count

これらの値の異常により、診断ソフトで警告が出ている場合はフォームよりお問い合わせください。

診断ツールによっては、これ以外の属性の異常によっても、警告を表示する場合があります。その場合は他の属性の状況から総合的に判断します。

クリティカル属性以外に診断ツールによっては異常を示す可能性があるもの(CrystalDiskInfoなど) (単体でドライブの故障診断には用いられません)

  • ・07(0x07) Seek Error Rate

なお、どの属性も正規化された値を元に診断が行われ、生の値を元にした診断は行われません。